クラシック音楽、歴史上作曲家アーティスト別
試聴CDファイル
■ベートーベン アテネの廃墟 序曲
ワインガルトナー ロンドン響 40年
この作品は、ベートーベンの作であることが疑われることが多いらしい。ベートーベンの研究家だったワインガルトナーが、この点についてどんな見解を持っていたかはよくわからないが、いずれにしても避けようとしていたことは間違いないようである。33年のプロメテウス録音の際には、EMIのGMパーマーから当初は 「アテネの廃墟」を打診されていたらしい。この時は、断っている。( プロメテウスの創造物 序曲 参照)ワルターも「レオノーレ第3番」を録った時にSPだから1枚半使うのだが、後の半面に入れるために要求された「アテネの廃墟」の録音を断っている。この時はウィーン・フィルのコンチェルト・マイスターだったアルノルト・ロゼーが代わりに指揮して録音を済ませている。付け足しのようだが、これはいい演奏だった。(「ウィーンの偉大なコンチェルトマイスター アーノルド・ロゼー」の項参照)このように何かと嫌われているこの作品をレコード会社はなぜ録音させたがるのだろうか。たぶん当時は人気があったのかもしれない。本作はワインガルトナーの最後の録音になった日に録れられた。最後だからもういいかと思ったのだろうか。
