クラシック音楽、歴史上作曲家アーティスト別
試聴CDファイル
■ヴェルディ アイーダ
カラス(アイーダ)
バウム(ラダメス)
シミオナート(アムネリス)
ワルタース(アモナスロ)
ネリ(ランフィス)
ランドン(ファラオ)
サザーランド(巫女)
コベントガーデン王立歌劇場合唱団
バルビローリ コベントガーデン王立歌劇場管 53年
第1幕1
第1幕2
第1幕3
第1幕4
第1幕5
第1幕6
第1幕7
第1幕8
第1幕9
第1幕10
第1幕11
第2幕1
第2幕2
第2幕3
第2幕4
第2幕5
第2幕6
第2幕7
第2幕8
第2幕9
第2幕10
第2幕11
第2幕12
第2幕13
第3幕1
第3幕2
第3幕3
第3幕4
第3幕5
第3幕6
第3幕7
第4幕1
第4幕2
第4幕3
第4幕4
第4幕5
第4幕6
第4幕7
第4幕8
バルビローリは、祖父と父がミラノ・スカラ座のバイオリニストとして、オテロの初演に立ち会ったことをたいへん誇りに思っていて、ようやく自身のオテロのレコーディングが叶った時にはうれしさのあまり、自らライナーノーツを寄せたほどだった。バルビローリは、他にも少ないながらオペラの正規録音を残していて、そのすべてが驚愕の出来栄えなので、あまりレコーディングに恵まれなかったのはレコード芸術の歴史にとって不幸なことだったといわなければならない。このライブ録音がさらにその思いを強めるのは決してその優れた内容のみによるのではない。ヴェルディのアイーダという作品は名盤に恵まれていないといわれる。全体として完成度の高いものを作るのは難しいということである。それで作品自体の欠陥を指摘されることもあり、こういうことを素人が聴いたら「ああ、そういうものなのか」と単純に思ってしまうものである。しかしどうだろう。本作に聴かれるジョン・バルビローリ、マリア・カラス、ジュリエッタ・シミオナートら最高のキャスティングで行われたこのコベントガーデン王立歌劇場ライブは、すざまじい熱気と共に余すところなく作品の魅力を伝えていて、何の不足もないように思われる。ましてや、作品に欠陥があるなどとは全く感じられない。ここには確かにライブならではの気配が宿っており、この演奏の価値をさらに高めているが、それでも正規で録音を残してくれていたらと悔やまれてならない。この作品は、トスカニーニやセラフィンも残しているので、無ければないで「まあ、いいか」と思えなくもなさそうだが、どうしてもそう思えないほどの特別な、神聖とさえいえるほどの求心力が宿っている。すでに極めつくされた至芸が激しく衝突して巨大な爆発のようにうねり、スピーカーから今にも火花が飛び散ってきそうな、そんな迫力に満ちている。
